忍者ブログ

アクセスカウンター

カレンダー

08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

プロフィール

HN:
B氏
性別:
非公開
自己紹介:
リンバス・サルベージLSリーダーに加え、裏LSのリーダー代行。
FFの出来事を書いたり、気になった事の考察をしたりと、その時気が向いた事を書き連ねます。




ブログ内検索

最新コメント

[07/08 黒75なりたて]
[06/16 B氏]
[06/08 B氏]
[06/03 アレク]
[05/20 B氏]

フリーエリア

バーコード

なかのひと

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

和民のバイト代不払いのお話

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080601-00000049-mai-soci
以下引用
『「ワタミ」(東京都)の子会社で居酒屋「和民」などを全国展開する「ワタミフードサービス」(同)が、勤務時間を少なく算定していたとして、アルバイト店員計217人に総額約1280万円の未払い賃金を支払っていたことが分かった。

ワタミによると、06年9月にフードサービス社が北大阪労働基準監督署から一部店舗での勤務時間の不当算定に関し、是正指導を受けた。その際、同監督署 の指導で「和民香里園駅前店」(大阪府寝屋川市)など府内6店について調査し、アルバイト店員の勤務時間を30分未満は切り捨てていたことが判明。6店の 計60人に、未払い賃金約400万円を支払った。

同社はさらに昨年、全国約400店のアルバイト店員約1万2000人を対象に過去2年間にさかのぼった実態調査を実施。41店157人に対し賃金未払いがあることが新たに分かり、約880万円を支払った。

ワタミ社長室は「時間管理が十分ではなかった」と説明している。【長谷川豊】』

このニュースは特別にうちのブログでも扱っておきましょう。
実は、この話賃金未払いは217人に対して発生しているとしている点は、過少であることははっきりと言えます。
と言うのは、実は俺は大学1年の頃和民でバイトをしていたことがありますが、3時閉店の場合は3時で勤務終了扱いとされていました。ラストオーダーはその数十分前くらいなのですが、閉店間際の作業には何があるかというと、
・翌日のサラダ等の作り置き
・翌日にすぐに作業に取り掛かれるよう食材を大型冷凍庫から補充しておくなどの作業
・調理場の清掃
といった締め作業があります。
慣れたバイトは、調理場の清掃等は時間が掛かる事を知っているので、あまりオーダーがこない部類の箇所から早めに清掃を終わらせていくのですが、ラストオーダー等では揚げ物とかサラダがくるとせっかく作った作り置きを使ったり、一度締めた(清掃した)箇所を再度使わなければならないなど、物理的にどうしても3時に終わらせるのは不可能な場合があるのです。
しかも、閉店時間になったから即客が帰るかというとそうでもないしね。
自分がいた店では最速でも45分以上オーバー、1.5~2hオーバーもざらでした。これは調理場担当もウェイター(呼び方忘れた)も同じ。30分未払いとか言うレベルじゃなくて、閉店時間以降未払いでした。
夜勤だと時給が1200円程度になると仮定、22時~3時までが規定の勤務時間、実際の勤務が4時までとすると、実質の時給は1000円。
5時までかかったとすると時給900円を下回ります。

その時のバイトのメンバーは店長等に勤務時間の詳細を記録しある程度論理的に超過勤務分の支払いを要求しましたが、認められませんでした。
さらに言うと、今は知りませんが当時和民には定期的に各店舗宛にビデオレターが届いていました。(少なくともバイト先には何本か届いていて、見させられた覚えがあります。)
このビデオレターは社長かなんか(少なくとも和民の管理職であることは間違いない)からの発言で、そのビデオレターの1つには「作業を効率化すれば閉店時間ですべての作業を終わらせることが出来る、時間が掛かるのは効率的に出来ないからであって、その部分は努力して減らす工夫を整えてほしい」といった趣旨のものも存在していました。
さすがに何年も前の話だし、持ち出しも出来ませんから自分はその証拠を提示することは出来ませんが、俺がいた和民はバイトのメンバーの入れ替わりが非常に激しく、8ヶ月程度バイトしていた自分が3~5番目に長いバイトになっていたらしいこともキツイだけではなくてそのようなものが要因だったと考えます。
俺も、他のバイトの支払い要求を(予想通り)問答無用で蹴る+ビデオレターによる上位の管理職からの残業代支払いの拒否と取れる発言がバイトを辞める契機になりました。
と言うわけで閉店時間での打ち切りは今でも続いていると思います。

去年、全国400店中の41店で問題があったというけど、ビデオレターの存在により全社的に残業代の不払いを推進していたと想定されることを考えると、これはありえない。
残業が発生するのは閉店間際の深夜勤の人のみとし、この際のバイトは1店につき8人(客対応4人、調理場4人なら現実的だろう)で平均1時間残業が発生、時給は一律1200円とすれば、1店舗につき9600円/日の不払いが発生する。
10店舗で96000円/日、100店舗で96万円/日、400店舗で384万円/日である。

年中無休でやっていたならば、365日でかけて1店舗あたり350万4000円の不払いが発生する。
低く見積もって営業日が300日としても288万円/年/1店舗である。
400店舗中残業は10%しか発生していないとしても40店舗となる。さらに2年さかのぼって調査したとすると不払いは1億円x2年で2億円程度はあってもおかしくはないのですよ。
もし、仮に今までの是正勧告で30分未満のみ切捨て=30分の残業代が切られたと仮定すれば、上記の半分すなわち2年で1億円、残業が15分だったとしても5000万円が発生する。

更に、恐らく和民の店長も管理職扱いされているのだろうと推測しますが、彼らについてもマクドナルドと同様に管理職ではないとされるならば、残業代の支払いが発生しますから、1000万とかで済む話じゃないんですね。



この業界は人件費を大量のバイト雇用により抑えている関係上、バイトに対する支払いを追加されるとその影響が非常に大きい。それは分かるしやりくりも厳しいだろう。それでも、正当な労働に対する対価を支払わないのは企業のあり方に反する。(それが理想論に過ぎないとしても、あるべき姿を求める事は必要と考える。)
その辺を他の業界も含めた社会全体で是正できるのならいいのだけどね。
PR

Trackbacks

TRACKBACK URL :

Comments

Comment Form